甘い飲み物や加工食品に多く使われている 果糖ブドウ糖液糖（HFCS）。
「肌が荒れる気がする」「太りやすくなるって本当？」と疑問を持つ方も多い成分です。

今回は、果糖ブドウ糖液糖が 体と肌にどんな影響を与えるのか、
そして 代わりに選ぶべき“おすすめの糖” までしっかり解説します。

果糖ブドウ糖液糖（かとうぶどうとうえきとう）は
トウモロコシなどから作られた 液体の甘味料 で、ジュース・ドレッシング・菓子パンなどに広く使われています

特徴は以下の通り👇

・ 甘味が強い
・ 低コスト
・ 吸収が早い（＝血糖への影響が大きい）

この「吸収が早い」「果糖が多い」ことが、身体や肌に悪影響を与える原因と言われています

■ 果糖ブドウ糖液糖が体へ与える悪影響

① 血糖値が乱れやすく太りやすい

果糖は肝臓で代謝され、余った分は中性脂肪として蓄えられます
砂糖よりも 脂肪として蓄積されやすい のが特徴。

・内臓脂肪の増加
・太りやすさ
・脂肪肝リスク

② 食欲が乱れやすい

果糖は満腹ホルモン「レプチン」の分泌が弱く、
食べても 満腹感を得にくい ため、食欲が止まりにくくなります
結果的に、お菓子やパンをやめられない状態に

③ 腸内環境の乱れ

果糖は腸での吸収が不十分なケースがあり
腸内に残るとガス・膨張感・下痢などを引き起こすことも

腸内環境が乱れると免疫力の低下にもつながります

④ 血管に負担がかかる

大量の果糖は肝臓で処理されきれず炎症を起こしやすく、
長期的には 糖代謝の乱れ にも関わります。

■ 果糖ブドウ糖液糖がお肌に与える悪影響

① ニキビ・肌荒れの原因になる

果糖ブドウ糖液糖は血糖値を急上昇させやすく、ホルモンバランスが乱れやすくなる結果

・ 皮脂が増える
・ 毛穴が詰まりやすくなる
・ ニキビが悪化しやすい

冬や季節の変わり目に特に悪化しやすい方は要注意

② 肌の糖化（老化）が加速

果糖は砂糖の約10倍、タンパク質と結びつきやすい性質があります
すると 肌のコラーゲンが硬くなり、弾力や透明感が失われる “糖化”が起こり
『 くすみ・黄ぐすみ・ハリ低下・シワが深く見える 』と言った肌老化のスピードが早まります

③ 乾燥しやすくなる

血糖値の乱れはバリア機能を落としやすく、結果的に 乾燥肌・インナードライ の原因に

乾燥→皮脂過剰→ニキビ
という悪循環を起こしやすくなります

果糖ブドウ糖液等は身近な食品の多くに含まれています👇

清涼飲料水（ジュース、炭酸）・スポーツドリンク・市販のコーヒー・紅茶・菓子パン
ドレッシング・焼肉のタレ・ゼリー・缶詰のフルーツ

「甘くない食品」にも意外と入っていることが多いのが特徴です

果糖ブドウ糖液糖を避けたい時は、以下の“質の良い糖”を選ぶのがおすすめです👇

①オリゴ糖
腸内で善玉菌のエサになり、腸環境を整えやすすく、美肌にも嬉しい甘味料

②甜菜糖
身体を冷やしにくい糖で、ミネラルも含まれていて、血糖値の上昇も比較的ゆるやか

③きび糖
精製度が低く、ミネラルが残る自然な甘さ

④ココナッツシュガー
GI値が低く、血糖値が上がりにくく、コクがあるので料理に合う

⑤ハチミツ（未加工のもの）
抗酸化作用を持つ成分が豊富で、甘味が強いので少量で満足しやすい
（※1歳未満のお子様には不可）

果糖ブドウ糖液糖は『 血糖値の乱れ・ 脂肪蓄積・ ニキビ悪化・ 肌の糖化（老化）』など
体と肌に影響を与えやすい甘味料です

毎日少しずつ積み重なるため、「なんとなく肌が荒れやすい…」「むくみやすい、疲れやすい」
そんな方は、糖の種類を見直してみるだけでも体が大きく変わります

今日からできる“選び方の小さな工夫”で、体も肌も整えやすい生活にしていきましょう