「冬になるとニキビが増える…」
「乾燥しているのに、なぜか皮脂が出てニキビができる」

こんなお悩みを抱える方はとても多い季節
実は、冬は1年の中でもっともニキビができやすい条件が揃っているのです

今日は、冬ニキビが起こる理由と、その対策＆ホームケアについて、しっかり解説します

冬のニキビは、夏のベタつき由来のニキビとは性質が異なります

・ 肌の内部が乾燥している
・ 表面はつっぱるのに、Tゾーンはテカる
・ 小さな白ニキビがポツポツ増える
・ フェイスラインや頬にも出やすい
・ ゴワつき・くすみを伴いやすい

表面は乾燥しているのに、インナードライで皮脂が過剰に出てしまう状態
これが『 冬ニキビ 』の典型パターンです

■ 冬ニキビが増える【5つの原因】

①空気の乾燥によるバリア機能低下
冬の湿度は20〜30％台まで下がることも。
乾燥で肌のバリアが弱くなると、外的刺激に反応しやすくなり、炎症が起こりやすくなります。
結果として毛穴が詰まりやすくなりニキビが増加。

②インナードライによる皮脂過多
肌が乾燥すると、身体は“乾燥から守らなきゃ！”と皮脂を余分に分泌します
この皮脂が毛穴に詰まり、冬ニキビの温床に

③血行不良・代謝低下
寒さで血行が滞ると、ターンオーバーが乱れ古い角質が蓄積
毛穴詰まりの原因になり、白ニキビ・黒ニキビにつながります

④マフラー・マスクの摩擦
冬は首元の洋服やマフラー・マスクの接触が増え、肌への刺激が多くなり炎症が起きやすくなります。

⑤生活習慣の乱れ(睡眠不足・甘い物の増加)
冬はイベントが多く、食生活が乱れやすい季節
糖質や脂質の摂りすぎは皮脂増加につながりやすく、ニキビを悪化させます

冬ニキビは「乾燥 × 皮脂過多 × 刺激」のトリプル原因で生まれます
だからこそ、対策は“保湿”と“肌を守るケア”が中心

【対策①】保湿の見直し

■ 化粧水はたっぷり、乳液・クリームもセットで
冬ニキビは水分不足が土台
水分 → 油分 の順でしっかり補うことで、皮脂の過剰分泌を防ぎます

■ セラミド・アミノ酸など肌に近い保湿成分が◎
乾燥で弱った肌の土台を整えるのにおすすめ

【対策②】摩擦を減らす

・タオルを優しく押さえるように使う
・マフラーやマスクが当たる部分の保湿を強化
・クレンジング時にゴシゴシしない

摩擦はバリア機能を一気に低下させるため、冬は特に注意が必要です。

【対策③】角質ケアは“優しく”

冬の角質ケアはやりすぎ注意！
古い角質は落としたいですが、強いピーリングは逆効果になることも

・週1回の優しい角質ケア
・保湿とセットで行う

このバランスが大切です。

【対策④】体を温めて代謝UP

・湯船に浸かる
・白湯を飲む
・軽いストレッチ・ウォーキング

血流が良くなるとターンオーバーも整い、ニキビの治りがスムーズになります

【対策⑤】睡眠と食事の見直し

■ しっかり寝る
睡眠不足は皮脂を増やし、ホルモンバランスも乱れやすくなります

■ 糖質・脂質を控えめに
甘いものや揚げ物は皮脂の材料になり、ニキビの原因に直結します

毎日のホームケアは以下のポイントを押さえてください👇

・ 肌をこすらない
・ 保湿を“入れ込む”イメージで丁寧に
・ 朝の保湿も丁寧に（特に頬・フェイスライン）
・ ベースメイクの前に水分をしっかり入れる
・ 湯船につかって血行UP
・ 加湿器を使って部屋の湿度を調整
・ 枕カバー・マフラーなど肌に触れるものを清潔に

冬ニキビは、乾燥・刺激・血行不良を避けることで大きく改善していきます

冬は「乾燥 × 冷え × 摩擦」の三重苦で、ニキビが最もできやすい季節
しかし、原因を知って正しい対策を行えば、冬でも安定した肌状態をキープできます

冬ニキビは、
“乾燥を制す者がニキビを制す” と言っても過言ではありません。

今日からできる小さな見直しで、冬でもゆらがない肌づくりを始めましょう