【肝斑（かんぱん）の特徴と対策】間違ったケアが悪化の原因に？

2025/10/25 10:00

「肝斑（かんぱん）」とは、顔の左右対称に現れる、
淡い茶色やグレーっぽい“ぼんやりしたシミ”のことです。

主に頬骨のあたり・額・口の周りなどにできやすく、
紫外線よりもホルモンバランスやストレスが大きく関係しています。

30〜50代の女性に多く見られ、特に更年期や妊娠、ピルの服用中に悪化しやすいのが特徴です。

肝斑の特徴として、左右対称に頬骨・口周り・額に出やすく

淡い茶色から灰褐色で、ぼんやり広がっていて、そばかすのように点状ではなく、面で広がるのが特徴的

ホルモンバランスの乱れ、ストレス、摩擦、紫外線が原因と言われ
特に紫外線が強い季節やストレス時に濃くなる特徴があります

⚠️肝斑を悪化させるNG習慣

《おすすめのケア方法》

・クレンジングや洗顔は摩擦レス
・低刺激の保湿アイテムで肌のバリア機能を整える
・ビタミンC誘導体やナイアシンアミド入りの美容液で、穏やかに透明感アップ

・SPF・PA値の高い日焼け止めを毎日使用
・2〜3時間おきに塗り直す
・帽子・日傘・サングラスで物理的にも防御

・睡眠は6〜7時間を確保
・バランスの良い食事でビタミン・ミネラルを補う
・ストレス解消に軽い運動や深呼吸を取り入れる

エステでは、肌のターンオーバーを整えながら、炎症を抑えるケアが効果的です。
また、医療ではトラネキサム酸の内服や外用が有名ですが、
サロンでは肌の状態に合わせて、光治療やピーリングを行う前に
「バリア機能を整える」段階を大切にしています。

肝斑は、シミのように見えて実は炎症をともなう肌トラブル。
焦って強い美白ケアをすると、逆に悪化してしまうケースも少なくありません。

大切なのは、肌を守りながら、水分と油分のバランスを整え、
紫外線とストレスから守ること。

そして、サロンケア＋ホームケアを掛け合わせて
“刺激を減らしながら透明感を引き出す”ことが改善への近道です。

あなたの肌を「守りながら育てる」こと。
それが、肝斑ケアの一番のポイントです