秋から冬にかけて、急に気温が下がると「なんだか肌の調子が悪い…」と感じる方が増えます。
乾燥・かゆみ・赤み・ごわつきなど、寒さによる肌トラブルは放っておくと悪化してしまうことも。

今回は、急激な寒さで起こりやすい肌トラブルの原因と、正しい対処法をお伝えします。

気温が下がると、肌は冷えと乾燥によってバリア機能が低下します。
すると、外的刺激（乾燥した空気・摩擦・花粉・マスクなど）に敏感に反応しやすくなります。

また、寒くなると血行が悪くなり、肌への栄養や酸素の供給が滞りがち。
その結果、ターンオーバーの乱れやくすみ、吹き出物などのトラブルにつながります。

《 寒暖差で起こりやすい肌トラブル3つ 》

①乾燥・粉吹き

暖房による空気の乾燥で、水分が一気に奪われます。
角質層がスカスカになり、粉を吹いたり、ファンデーションが浮きやすくなったりします。

おすすめの対策💁‍♀️

• 化粧水をたっぷり浸透させた後、保湿クリームでしっかりフタをする

• 加湿器を使って室内湿度を50〜60％に保つ

• 入浴後は3分以内に保湿する「お風呂上がり保湿習慣」を

• こまめな水分補充（保湿）

②赤み・かゆみ・ヒリつき

寒暖差や冷気による刺激で毛細血管が拡張し、赤みやかゆみを感じやすくなります。
特に敏感肌の方は、いつものスキンケアでもしみやすくなることも。

おすすめの対策💁‍♀️

• アルコール・香料・防腐剤など刺激成分の少ないスキンケアに切り替える

• 洗顔は“泡で包むように”やさしく行い、熱いお湯は避ける

• 敏感肌対応の保湿クリームで肌を守る

③ごわつき・くすみ

冷えや乾燥でターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まりやすくなります。
肌がくすんで透明感がなくなったり、スキンケアの浸透が悪くなったりします。

おすすめの対策💁‍♀️

• 週1〜2回のやさしい角質ケア（酵素洗顔やマイルドピーリング）を取り入れる

• 血行を促す軽いマッサージや、温タオルケアをプラス

• ビタミンCやアスタキサンチンなど抗酸化成分を摂取

お肌を守るには、外側（スキンケア）と内側（生活習慣）の両方からのアプローチが効果的です。

生活習慣のポイント

• 体を冷やさない（温かい飲み物・入浴で血流促進）

• 良質な睡眠でターンオーバーを整える

• 水分補給を忘れずに（目安は1日1.5L）

• ビタミンA・C・Eを含む食材で抗酸化力UP

寒くなる時期のスキンケアでいちばん大切なのは、“保湿”と“バリア機能の強化”。
お肌のバリアを育てることで、外からの刺激にも負けにくくなります。

寒さが増す季節、肌トラブルを防ぐ鍵は「攻める」より「守る」ケア。
スキンケアの見直しと生活習慣のバランスで、冬でもしっとりなめらかな肌をキープしましょう。

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